※この記事は夫が自分の経験をもとに書いています。
急な出費だと思っていたものは、だいたい急ではありませんでした。
車検。
税金。
保険の年払い。
学校関係のお金。
分かっている支出を、毎月の家計に戻していく。
そうすることで、我が家の家計は少し落ち着きました。
でも、お金の流れを整えると、次に気になるものが出てきます。
毎月、当たり前のように出ていくお金。
固定費です。
住宅ローン。
単身赴任先の住居費。
光熱費。
保険料。
通信費。
サブスク。
一度契約すると、毎月ほとんど意識しないまま出ていくお金です。
ここを減らせば、家計はかなり楽になるかもしれない。
でも、本当に全部削っていいのか。
そもそも、どれが必要で、どれが見直せるのか。
そう考えると、いきなり削るのは違う気がしました。
まず必要だったのは、固定費を減らすことではありません。
一つずつ並べて、
「その固定費、本当に必要なんでしょうか。」
と問い直すことでした。
猫と暮らすわが家にとって、夏のエアコン代や冬の暖房費といった「猫のための環境維持費」は、絶対に削ることができない聖域です。
薄毛で寒がりなデボンレックスが快適に暮らすための電気代は、ケチるわけにはいきません。
だからこそ、「削れない大切な支出(猫の快適さ)」を守るために、スマホ代や使っていないサブスクといった「見直せる他の固定費」を徹底的に整理する必要がありました。
メリハリをつけることで、家計全体のバランスをとる必要があったのです。
我が家版、固定費の事業仕分け
家計簿を見ながら、我が家の固定費を一つずつ並べていきました。
住宅ローン。
単身赴任先の住居費。
光熱費。
保険。
通信費。
サブスク。
こうして並べてみると、毎月当たり前に払っていたお金が、急に審査対象のように見えてきました。
まるで、我が家版の事業仕分けです。
これは本当に必要なんでしょうか。
今の我が家に合っているんでしょうか。
昔は必要だったけれど、今も必要なんでしょうか。
金額に見合う意味があるんでしょうか。
一つずつ、そんな目で見直していきました。
もちろん、固定費を全部悪者にしたかったわけではありません。
必要なものは必要です。
でも、必要だと思い込んでいるだけのものもあるかもしれません。
だからまずは、削るのではなく、仕分けることにしました。
毎月払っていると、疑わなくなる
固定費の怖いところは、毎月出ていくことに慣れてしまうことです。
一度契約する。
口座やカードから引き落とされる。
毎月同じように支払う。
そのうち、支払っていること自体が当たり前になります。
でも、当たり前に払っているからといって、今も必要だとは限りません。
昔は必要だったもの。
今も必要なもの。
金額は高いけれど、家族にとって意味があるもの。
逆に、あまり考えずに払い続けているもの。
家計簿をつけて数字を見るようになったことで、固定費がようやく目に入るようになりました。
そこで初めて思いました。
我が家は、毎月何にお金を払い続けているんだろう。
それは、今の暮らしに本当に合っているんだろうか。
固定費を疑うことは、家計を疑うことではありません。
我が家の暮らしに合っているかを、確認することだと思いました。
これは削れない。住居費という現実
最初に見たのは住居費でした。
住宅ローンは、すでに契約していました。
さらに当時は単身赴任中だったため、家族が暮らす場所とは別に、私の単身赴任先の住居費もかかっていました。
毎月の住宅ローンだけを見ると、ものすごく高いとは感じません。
でも、ボーナス払いも含めた年間の支払額を12か月で割ってみると、家計に占める割合は思ったより大きいものでした。
ここで考えました。
この住居費は、今すぐ減らせるのか。
答えは、ほとんど減らせない、でした。
家はすでに契約しています。
単身赴任も仕事の都合です。
簡単に動かせる支出ではありません。
つまり、住居費は「削る固定費」ではなく、「受け入れる固定費」でした。
ただし、受け入れることと、見ないふりをすることは違います。
家計の中でどれくらい重いのか。
毎月いくら負担しているのか。
年間で見ると、どれくらいの支出なのか。
そこを把握することには意味がありました。
動かせない支出は、動かせない。
でも、動かせないと分かれば、他の支出をどう考えるかが見えてきます。
光熱費は、無理に削るものではなかった
次に見たのは光熱費です。
電気代。
ガス代。
水道代。
季節によって金額は変わります。
夏はエアコンで電気代が増えます。
冬も暖房で高くなります。
家族が暮らしていれば、ある程度かかるのは当然です。
もちろん、無駄は減らせます。
使っていない部屋の電気を消す。
エアコンの使い方を工夫する。
水を無駄にしない。
そういう意識は必要です。
でも、ここでも考えました。
暑いのに我慢する。
寒いのに我慢する。
家族の快適さを削ってまで、数千円を減らすことが正解なのか。
我が家の場合、光熱費は大きく削る支出ではありませんでした。
無駄は減らす。
でも、無理はしない。
暮らしを苦しくしてまで削るものではない。
そう仕分けました。
一番判断できなかったのは保険だった
固定費の中で、一番判断に迷ったのは保険でした。
保険料は、家計の中でも大きな支出でした。
死亡保険。
医療保険。
がん保険。
けがに備える保険。
教育関係の保険。
気づけば、いろいろな保険に入っていました。
金額だけを見ると、減らせば家計はかなり楽になります。
でも、すぐに解約するのは怖い。
もし自分に何かあったらどうするのか。
病気になったらどうするのか。
家族に負担をかけないために入っていたはずではないのか。
そう考えると、簡単には削れませんでした。
ただ、同時に思いました。
本当に必要な保障を分かっているのか。
公的な制度でどこまで守られているのか。
足りない部分はどこなのか。
それを知らないまま、怖いからという理由で払い続けていないか。
保険は、住居費のように動かせない支出ではありません。
でも、知らないまま動かすのは怖い支出でした。
だから、ここはすぐに削るのではなく、まず勉強する必要があると思いました。
我が家版の固定費仕分けで、最初に本気で向き合うべきだと感じたのは保険でした。
通信費とサブスクは、暮らしとつながっていた
通信費やサブスクも、見直しの対象でした。
スマホ代。
インターネット代。
動画サービス。
家族で使っているサービス。
ここにも見直せる余地はあります。
でも、この二つは少し性格が違いました。
通信費は、離れて暮らす家族との連絡にも関わります。
サブスクは、家族の楽しみにも関わります。
単純に安ければいい。
使っているから全部残す。
そういう話ではありませんでした。
安くできるなら見直す。
でも、家族のつながりや楽しみまで消さない。
ここは後で、一つずつ考えることにしました。
第5話では、まず固定費全体を眺めて、どれがすぐ動かせるのか、どれが判断に時間がかかるのかを整理することが大事でした。
固定費は、削る前に仕分ける
固定費を見直して分かったことがあります。
固定費は、全部を同じように減らせるわけではありません。
住居費のように、すぐには動かせないものがあります。
光熱費のように、無理に削ると暮らしが苦しくなるものがあります。
通信費やサブスクのように、家族の暮らしとつながっているものがあります。
そして、保険のように、知識がないままでは判断できないものがあります。
だから、最初に必要だったのは節約ではありませんでした。
仕分けでした。
これは動かせるのか。
これは動かせないのか。
これは今の暮らしに必要なのか。
これは知らないから不安なだけなのか。
そうやって一つずつ分けていくことで、固定費の見え方が変わりました。
その固定費、本当に必要なんでしょうか。
この問いを持つだけで、毎月当たり前に出ていくお金を、少し違う目で見られるようになりました。
今日ひとつだけ、固定費を疑ってみる
この記事で伝えたいのは、固定費をすぐに削りましょう、ということではありません。
保険を解約しましょう。
スマホ代を変えましょう。
サブスクを全部やめましょう。
そういう話でもありません。
まずは一つだけでいいと思います。
毎月払っている固定費を一つ選んで、
「これは今も本当に必要なんだろうか。」
と考えてみる。
スマホ代でもいい。
保険でもいい。
サブスクでもいい。
昔から払っているものでもいい。
それを見直すかどうかは、すぐに決めなくてもいいと思います。
大事なのは、当たり前に払っているお金を、当たり前のままにしないことです。
我が家の場合、その問いを立てた時に、一番判断が難しかったのが保険でした。
高い。
でも、減らすのは怖い。
次は、我が家が保険を見直す前に、まず「本当に必要なのか」を考えた話です。
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