※この記事は、夫が自分の経験をもとに書いています。
家族の未来を具体的に考えようとした時、最初に大きく見えてきたものがあります。
教育費です。
それまでも、教育費が必要になることは分かっていました。
子どもが大きくなれば、お金がかかる。
進学すれば、まとまった支出がある。
大学に行くなら、さらに大きなお金が必要になる。
頭では分かっていました。
でも、どこか漠然としていました。
いつか必要になるお金。
その時までに貯めておかなければいけないお金。
そんな感覚です。
でも、家計を整え、投資を始め、制度や社会の仕組みに目を向けるようになると、教育費の見え方が少し変わりました。
教育費は、ただ貯めるものではない。
子どもたちの選択肢を守るために、準備するものだ。
そう考えるようになりました。
分かっている未来が、すぐそこにある
当時、我が家の子どもたちは、小学6年生、小学3年生、幼稚園の年長でした。
3人とも3歳差です。
つまり、6年後には大きな節目が重なります。
長男、長女、次男が全員学校を卒業し、次の学校へ入学する。
卒業と入学が重なることは、最初から分かっていました。
もちろん、未来には分からないこともたくさんあります。
どの学校を選ぶのか。
どんな進路を希望するのか。
自宅から通うのか。
県外へ出るのか。
そこまでは分かりません。
でも、子どもたちが成長すること。
進学や卒業の時期が来ること。
その時にお金が必要になること。
これは、かなり前から分かっている未来でした。
教育費は、突然やってくる支出ではありません。
見ようと思えば、前から見えている支出でした。
「その時に考える」では遅い
教育費は、必要になる時期がある程度分かっています。
それなのに、
その時になったら考えればいい。
必要になったら何とかすればいい。
そう考えていたら、たぶん遅いと思いました。
入学金。
授業料。
制服。
教材。
部活動。
受験。
塾。
交通費。
進学先によっては、一人暮らしの費用。
考え始めると、教育費は一つの支出ではありません。
子どもの成長に合わせて、何度も形を変えてやってきます。
しかも、子どもが3人いれば、それぞれのタイミングがあります。
一人分だけを見ていても足りません。
3人分を、時期も含めて考える必要があります。
教育費は、ただ大きなお金というより、時期が重なるお金でした。
だからこそ、早めに見ておく必要がありました。
貯めるだけでは、足りない気がした
最初は、教育費は貯めるものだと思っていました。
子どもが大きくなるまでに、できるだけお金を貯めておく。
それはもちろん大切です。
でも、それだけでは足りない気がしました。
いつ使うのか。
何に使うのか。
どの時期に、どれくらい必要になるのか。
足りない場合、どうするのか。
奨学金や制度はどう考えるのか。
子どもが進路を選ぶ時、どこまで選択肢を残せるのか。
そう考えると、教育費は単なる貯金ではありませんでした。
準備でした。
ただ口座にお金を置いておくのではなく、使う時期と目的を考えておく。
子どもたちの進路に合わせて、必要な時に使える形にしておく。
教育費は、「いくら貯めるか」だけではなく、「どう準備するか」が大事だと思いました。
お金で、選択肢を狭めたくない
教育費について考える時、一番強く思ったことがあります。
お金を理由に、子どもたちの選択肢を狭めたくない。
もちろん、何でも好きに選べるようにするという意味ではありません。
家計には限りがあります。
できることと、できないことがあります。
でも、子どもが本気で進みたい道を考えた時に、
お金がないから無理。
最初から選べない。
そう言わざるを得ない状況は、できるだけ避けたいと思いました。
子どもたちがどんな進路を選ぶのかは分かりません。
地元に残るかもしれません。
県外へ出るかもしれません。
国公立を目指すかもしれません。
私立を選ぶかもしれません。
大学ではなく、別の道を選ぶかもしれません。
どれが正解かは、その時にならないと分かりません。
でも、親としてできることはあります。
選択肢をできるだけ残すこと。
そのために、早めに準備しておくこと。
教育費は、子どもたちの未来を縛るお金ではなく、選択肢を守るお金だと思いました。
妻が願っていたのは、子どもたちの幸せ
教育費のことを考える時、妻の考えも大切でした。
妻が一番願っていたのは、子どもたちの幸せだったと思います。
高い学校へ行かせたい。
有名な進路を選ばせたい。
そういうことではありません。
子どもたちが、自分に合った道を選べること。
やりたいことに向き合えること。
進みたい方向が見えた時に、できるだけ応援できること。
そのために、家族として準備しておきたい。
そういう思いでした。
私は、家計や制度を学ぶようになってから、教育費を数字として見るようになりました。
でも、教育費は数字だけではありません。
子どもたちの選択。
妻の願い。
家族としてどう支えるか。
そういうものとつながっているお金でした。
だからこそ、ただ「いくら必要か」だけではなく、「何のために準備するのか」を忘れないようにしたいと思いました。
分からない未来にも、準備はできる
教育費は、すべてを正確に予測できるものではありません。
進路によって大きく変わります。
子どもによっても違います。
時代によって、制度や学費も変わります。
物価も変わります。
だから、完璧な計画を作るのは難しいと思います。
でも、完璧に分からないからといって、何もしなくていいわけではありません。
分かっている時期があります。
分かっている節目があります。
大まかに必要になりそうなお金があります。
そこから考えればいいと思いました。
小学校を卒業する時期。
中学校に入る時期。
高校に入る時期。
大学や専門学校を考える時期。
そういう節目を書き出すだけでも、教育費は少し見えるようになります。
未来は分からない。
でも、準備できる部分はある。
そう思えるようになったことは、私にとって大きな変化でした。
今日ひとつだけ、子どもの節目を書き出してみる
この記事で伝えたいのは、教育費を完璧に準備しましょう、ということではありません。
必要額を今すぐ正確に計算しましょう、という話でもありません。
まずは、子どもの節目を一つだけ書き出してみる。
それだけでもいいと思います。
小学校の卒業。
中学校の入学。
高校受験。
大学進学。
一人暮らしの可能性。
どれでも大丈夫です。
いつ頃、その節目が来るのか。
その時、どんなお金が必要になりそうなのか。
少しだけ考えてみる。
それだけで、教育費はただの不安ではなく、準備できる予定に近づきます。
我が家の場合、教育費は「貯めるもの」ではなく、「準備するもの」だと考えるようになりました。
そしてその準備は、子どもたちの選択肢を守るためのものでした。
教育費を考えたことで、家族の未来は少しだけ具体的になりました。
次は、ここまで家計や制度を学び、未来を準備してきたことで、我が家に何が増えたのかについて書きます。
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