※この記事は、夫が自分の経験をもとに書いています。
固定費を一つずつ仕分けていく中で、最後まで判断に迷ったものがありました。
保険です。
住宅ローンは、すぐには動かせない。
光熱費は、無理に削りすぎると暮らしが苦しくなる。
通信費やサブスクは、家族の暮らしとつながっている。
では、保険はどうなのか。
減らせるのか。
減らしていいのか。
そもそも、我が家にどれくらい必要なのか。
家計簿で保険料を見ると、正直かなり重く感じました。
毎月、当たり前のように出ていくお金。
でも、もしもの時のために必要なお金。
ここを減らせば、家計はかなり楽になるかもしれない。
でも、減らしたあとに何かあったらどうするのか。
そう考えると、簡単には動けませんでした。
保険を減らすのが怖すぎたのです。
高い。でも、減らせない
家計を分析した時、保険料は明らかに気になる固定費でした。
死亡保険。
医療保険。
がん保険。
けがに備える保険。
学資保険。
気づけば、いろいろな保険に入っていました。
もちろん、それぞれに加入した理由はあったはずです。
家族を守るため。
病気に備えるため。
万が一に備えるため。
子どもの教育費を準備するため。
そう考えて入っていた保険です。
だから、家計簿を見て「高い」と思っても、すぐに解約する気にはなれませんでした。
もし自分に何かあったらどうするのか。
病気になったらどうするのか。
家族に負担をかけないために入っていたはずではないのか。
保険料は高い。
でも、減らすのは怖い。
この感覚がずっとありました。
もしもの話をすると、手が止まる
固定費を見直すなら、保険は大きな候補です。
毎月の負担が大きいので、見直せば効果も大きい。
それは分かっていました。
でも、私は「高いから解約しよう」とは考えられませんでした。
保険は、サブスクやちょっとした固定費とは違います。
やめたあとに何か起きても、簡単には戻れません。
特に死亡保険や医療保険は、家族の生活に関わります。
学資保険も、子どもの教育費に関わります。
だから、金額だけで判断するのは危ないと思いました。
高いから削る。
家計が苦しいから減らす。
それだけで決めてしまうと、あとで後悔するかもしれない。
でも、怖いからといって、何も考えずに払い続けるのも違う。
ここで完全に止まりました。
減らしたい。
でも、減らせない。
本当に必要なのか。
でも、必要な気もする。
自分でも判断できない状態でした。
怖かったのは、保険じゃなくて「知らないこと」
保険について考えているうちに、少しずつ気づいたことがあります。
私は、保険が怖かったのではなく、知らないことが怖かったのかもしれません。
死亡保険は、いくら必要なのか。
医療保険は、本当に必要なのか。
がん保険は、どこまで備えるべきなのか。
公的な制度では、どこまで守られているのか。
職場の制度や社会保障で、どれくらいカバーできるのか。
教育費は、学資保険以外でも準備できるのか。
こういうことを、私はほとんど分かっていませんでした。
分からないから、とりあえず入っている。
不安だから、念のため入っている。
もしものことを考えると、やめるのが怖い。
そういう状態だったのだと思います。
でも、それでは家計を整えたことにはなりません。
保険料を払っているのに、安心できていない。
それは、保障を持っているようで、実は中身を理解できていない状態でした。
まずやったのは、解約ではなく一覧化
そこで最初にやったのは、保険を解約することではありません。
我が家が入っている保険を、まず全部書き出すことでした。
どんな保険に入っているのか。
毎月いくら払っているのか。
誰のための保険なのか。
何に備える保険なのか。
いつまで払うのか。
解約するとどうなるのか。
満期や返戻金はあるのか。
一つずつ確認していきました。
正直、面倒でした。
保険証券を見るのも、約款を読むのも、楽しい作業ではありません。
でも、ここを見ないまま判断する方が怖いと思いました。
保険は、入っているだけでは意味がありません。
何のために入っているのかを分かっていないと、家計の中で判断できない。
そう感じました。
必要なのか、不安だから入っているだけなのか
保険を一覧にしていくと、少しずつ見えてきたことがあります。
これは家族にとって必要かもしれない。
これは保障が重なっているかもしれない。
これは今の我が家には合っていないかもしれない。
これは教育費の準備として考えていたけれど、別の方法もあるかもしれない。
もちろん、この時点ですべてを判断できたわけではありません。
ただ、保険には大きく二つあると感じました。
必要だから入っている保険。
そして、不安だから入っている保険。
この違いは大きいと思いました。
必要な保険は、残すべきです。
でも、不安だからなんとなく入っている保険は、一度立ち止まって考える必要があります。
その不安は、保険でしか備えられないのか。
貯金で備えられる部分はないのか。
公的制度で守られている部分はないのか。
保障が重なっている部分はないのか。
保険を見直すというのは、ただ減らすことではありませんでした。
何に備えるのかを決め直すことでした。
家族を守るつもりで、制度を知らなかった
保険を考えるほど、私は自分の知識不足を感じました。
もし自分に何かあった時、家族はいくら必要なのか。
遺族年金はどれくらいあるのか。
医療費は、どこまで自己負担になるのか。
高額療養費制度とは何なのか。
教育費は、どの時期にどれくらい必要になるのか。
知らないことが多すぎました。
怖いから保険に入る。
それは自然なことだと思います。
でも、知らないまま入っているだけでは、本当に家族を守れているのか分かりません。
家族を守るために入っている保険なのに、家族を守るための仕組みを知らない。
それは少し危ないと思いました。
だから、私は保険を減らす前に、まず勉強することにしました。
保険会社の商品だけを見るのではなく、社会保険や公的制度も含めて考える。
我が家に本当に必要な保障は何か。
何を保険で備え、何を貯金で備えるのか。
そうやって一つずつ考える必要がありました。
減らす勇気より、判断する知識
今振り返っても、あの時すぐに保険を解約しなくてよかったと思います。
高いからやめる。
家計が苦しいから減らす。
そういう判断をしていたら、たぶん不安は残ったままだったと思います。
逆に、怖いから何も変えない。
それも違いました。
必要だったのは、解約する勇気ではなく、判断するための知識でした。
保険は、家族の不安と直接つながっています。
だからこそ、勢いで減らすものではありません。
でも、怖いから放置するものでもありません。
保険を減らすのが怖すぎた。
その怖さがあったから、私はようやく保険を勉強しようと思えました。
今日ひとつだけ、保険の名前を見てみる
この記事で伝えたいのは、保険を減らしましょう、ということではありません。
保険を解約しましょう、という話でもありません。
まずは、自分がどんな保険に入っているのかを知るだけでいいと思います。
今日ひとつだけ、保険証券を見てみる。
保険の名前を確認してみる。
毎月いくら払っているのかを見てみる。
誰のための保険なのかを考えてみる。
それだけでも、保険は「なんとなく払っている固定費」から、「家族のために判断するお金」に変わっていきます。
我が家の場合、保険を見直すには、まず知らないことを減らす必要がありました。
高い。
でも、減らすのは怖い。
その不安と向き合うために、次に必要だったのは、保険そのものを勉強することでした。
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