【我が家の物語】
第4話 エマが家族になって変わったこと ← 今回
第5話 2匹目を迎えることにした理由|ティティとの出会い
エマが我が家にやってきたころ、家族は大きな変化の中
夫の単身赴任。
引越し。
子どもたちの卒園、卒業、入学。
そしてコロナ禍。
慌ただしい毎日の中で始まったエマとの暮らしでしたが、気づけばエマは家族の中心にいました。
今回は、エマが家族になって変わったことについて書きます。
家の中に笑顔が増えました
エマが来て、最初に変わったのは家の雰囲気でした。
子猫の行動は、何をしていても新鮮です。
歩くだけでかわいい。
寝るだけでかわいい。
ご飯を食べる姿もかわいい。
少し首をかしげるだけでも、家族みんなが笑顔になりました。
子どもたちは毎日のようにエマを見て笑っていました。
それまでの我が家では、
「今日、学校どうだった?」
という会話が中心でした。
でもエマが来てからは、
「今日こんなことしてたよ」
「こんな寝方してたよ」
「今、こんな顔してるよ」
という会話が増えました。
エマは、自然と家族の共通の話題になっていきました。
特別なことをしているわけではありません。
ただそこにいるだけです。
それでも、家の空気が少しやわらかくなったように感じました。
ただ歩いていただけなのに、みんなが笑顔になりました。
離れていても家族をつないでくれた
当時、夫は単身赴任中でした。
家族は離れて暮らしていました。
一緒に暮らしていたころより、日常の会話はどうしても少なくなります。
でも、エマが来てからは違いました。
写真を送る。
動画を送る。
テレビ電話で見せる。
毎日のようにエマの話をするようになりました。
「今日、こんなことをしていたよ」
「また変な寝方をしているよ」
「今は膝の上にいるよ」
そんな何気ないやり取りが増えました。
離れていても、同じ話題で笑える。
同じ写真を見て、同じようにかわいいと思える。
それは、家族にとって大きなことでした。
エマは、離れて暮らす家族をつないでくれる存在でもありました。
単身赴任中は、家族で同じ時間を過ごすことが難しくなります。
でも、エマの写真や動画を共有することで、離れていても同じ日常を感じられるようになりました。
エマは、家族の会話のきっかけになってくれました。
子どもたちの心の支え
エマが来たころ、子どもたちも大きな変化の中にいました。
新しい学校。
新しい友達。
新しい生活。
卒園や卒業、入学も重なっていました。
楽しみな気持ちもあったと思います。
でも、不安もあったはずです。
慣れた場所を離れること。
友達と離れること。
新しい環境に入っていくこと。
父親と離れて暮らすこと。
子どもながらに、いろいろな気持ちを抱えていたと思います。
そんなとき、エマはいつも家にいました。
学校から帰ると、エマがいる。
宿題をしていると、近くに来る。
ソファに座ると、隣で寝る。
言葉は話しません。
でも、ただそこにいてくれるだけで安心できる存在でした。
親として見ていても、エマは子どもたちの心を支えてくれていたように思います。
最初は猫を迎えるつもりだったけど。
正直に言うと、最初は「猫を迎える」という感覚でした。
猫と暮らす。
お世話をする。
ご飯をあげる。
トイレを整える。
一緒に過ごす。
多くの人が想像するような、猫との暮らしをイメージしていました。
でも、実際にエマと暮らし始めると、少し違いました。
いつの間にか、
「猫がいる生活」
ではなく、
「エマがいる生活」
になっていたのです。
家族の予定を考えるときも、エマがいる。
旅行を考えるときも、エマがいる。
帰宅時間を考えるときも、エマがいる。
日常の中に、自然にエマがいました。
気づけば、エマは家族の一員になっていました。
猫を迎えたというより家族が増えた感覚
エマと暮らすようになってから、我が家の感覚は少しずつ変わりました。
「猫のお世話をしている」
というより、
「家族のひとりと暮らしている」
という感覚に近くなっていきました。
もちろん、ご飯やトイレ、体調管理など、家族が責任を持って見ていくことはたくさんあります。
でも、それだけではありません。
エマがいることで、家族の会話が増える。
子どもたちが笑う。
離れて暮らす夫と話すきっかけになる。
家の中の空気がやわらぐ。
そういう変化を感じるたびに、エマはただの「猫」ではなく、我が家の大切な家族なのだと思うようになりました。
だから今でも、私たちはエマやティティを「ペット」ではなく「家族」と呼んでいます。
新しい家が完成
そして、新しい家が完成しました。
家づくりを始めたころは、まだエマはいませんでした。
それでも、
「いつか猫と暮らしたい」
と思いながら考えた家でした。
だから、新しい家での暮らしは少し不思議な感覚でした。
思い描いていた未来の中に、本当にエマがいる。
窓辺で日向ぼっこをする姿。
ソファで眠る姿。
家の中を自由に歩く姿。
家づくりをしていたころに想像していた光景が、目の前にありました。
猫と暮らせる家を作りたい。
そう思っていた未来が、少しずつ現実になっていきました。
エマも家を気に入る
新しい家での暮らしが始まり、エマは少しずつ家に慣れていきました。
家の中を探検する。
お気に入りの場所を見つける。
家族の近くで過ごす。
ソファでくつろぐ。
窓辺で日向ぼっこをする。
エマらしい、おっとりしたペースで新しい家になじんでいきました。
当時は、2匹目を迎えることなど考えていませんでした。
エマがいてくれるだけで十分でした。
家族みんな、そう思っていました。
エマがいる暮らしが、我が家の当たり前になっていたからです。
でも、その考えは少しずつ変わっていくことになります。
エマが教えてくれたこと
エマが家族になって、我が家はたくさんのことを感じるようになりました。
家族の会話は、特別な出来事がなくても生まれること。
小さな存在が、家の空気を変えること。
離れていても、同じ話題があれば家族はつながれること。
子どもたちにとって、言葉を話さない存在が心の支えになること。
そして、猫との暮らしは「お世話」だけではないということ。
エマは、何か特別なことをしていたわけではありません。
ただ、家族のそばにいてくれました。
それだけで、我が家の毎日は少しずつ変わっていきました。
まとめ
エマが来てから、我が家は大きく変わりました。
家族の会話が増えました。
笑顔が増えました。
離れて暮らしていても、同じ話題を共有できるようになりました。
子どもたちにとっても、エマは安心できる存在になりました。
最初は、猫を迎えるつもりでした。
でも実際には、猫を迎えたというより、家族が増えた感覚でした。
だから今でも、私たちはエマやティティを「ペット」ではなく「家族」として見ています。
ただ、そのころはまだ知りませんでした。
数年後、もう一匹のデボンレックスが我が家にやってくることを。
次回は、なぜ我が家が2匹目を迎えることになったのか。
ティティとの出会いについて書こうと思います。
やっと僕の出番!
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